TAMRON 45mm f1.8は近接描写は好きだけど遠景ならモノクロばっかりになる

TAMRON 45mm f1.8

TAMRON公式ページを見て頂ければスペックはわかるかと思いますので是非そちらを参照して下さい

現行品かと思いきや生産終了しています

このレンズの何が良いってfマウントで手ぶれ補正付の標準域の単焦点レンズってところです

Nikon純正では105mm f2.8 macroくらいしか単焦点レンズで手ぶれ補正付いてないんです

純正で出さないものをサードパーティ製品が埋めるのは選択肢が増えるので良いですよね

肝心な写り

開放からシャープな写りですが遠景だと色収差が酷く、結構絞っても出る時があります

RAW現像で軽減できますが気分的にもやもやします

状況によっては色収差と近い色のものがパープルフリンジ除去で消えてしまうので撮っていても大丈夫かなって不安が残ります

上手くRAW現像できなきゃモノクロで仕上げればいいって心持ちで使うレンズです

それかフォトショップなんかでマスクで消す覚悟を持って使う感じです

それ以外は写りに関しては特に問題はないですがよく写り過ぎて情緒がない気がします

絞った時の背景が固く写り、濁るようなぼけのでそこまで写らなくていいのにってなりました

記録撮影みたいな時には良いですが作品撮りだと合わない人は合わないと思います

近接撮影

このレンズは歪みが小さく最短撮影距離も0.29mなので等倍撮影とかをしないのであれば下手なマクロレンズ買うより良いと思います

遠景だと気になる軸上色収差もそこまで気になりません

個人的にはAPS-C機で手ぶれ補正付きの中望遠マクロとして使いたいレンズです

近接は遠景よりも柔らかく写るのでAPS-C機の硬さが丁度いいのかもって思います

オートフォーカス

どちらかと言うと遅いです

ズズッと動く感じで初動が遅い気がします

なのでスナップ撮影や動き物はなかなか難しいと思います

ただ普段マニュアルフォーカスで撮影しているとシャッターチャンスは増えますし、テンポ良く撮影できるので遅くてもオートフォーカスついてるのは良いと思います

マニュアルフォーカス時のトルク感も良く、切り替えスイッチをいちいち切り替えなくてもマニュアルフォーカスが使える点は純正よりも良いです

ただマニュアルフォーカスでパンフォーカスで撮っている時にうっかり触ってしまう位置にピントリングがあってズレてしまうことが何度かありました

手ぶれ補正

TAMRONでは防振と呼ぶみたいですが思ったより効いている印象です

シャッタースピードが1/15でもブレずに撮影できます

気合を入れると1/8とかもいけますが基本的にはシャッターを押した時の微ブレを防ぐものと思った方が良いと思います

スローシャッターで人を消すってのは無理です

撮り比べてはないので正確な情報ではありませんが手ぶれ補正を切った方が色収差が少なくシャープに写る気がなんとなくしています

ですが手ぶれ補正の恩恵は大きいのでオンにして使っています

まとめ

私の中では花とか植物を撮る時の近接用のレンズに納まりそうです

等倍撮影はしないので問題ないです

屋内のポートレート撮影も良いかもしれませんが撮らないので参考にはなりません

スナップではたぶん使いません

あと一番使いにくいなって点はRAW現像してもこれで良いってなかなか決まらないです

やれることが多いから決まらないのかレンズの素性が私と合わないのか作品撮りなら他のレンズの方が使いやすいです

でも悪いレンズではないです

クリアでしっかり写ります

最初はこんなに写るんだって思ってびっくりしましたし、もっと早く買っておけばよかったって思ったくらいです

ただ好みとしてもう少し写りがもやもやしてた方が私は好きだったようです

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